家具選びのコツ。高さと圧迫感


◇家具選びは高さが重要

収納するための家具は、何を基準に選んでいますか?

 

デザインですか?

ぴったりとはまる寸法ですか?

収納力ですか?

 

例えば、収納が足りないから家具を買ってきた。

たくさん収納できるように、天井までの高さの家具を設置した。
うーん、なんとなく部屋が狭くなった気がする。


それ、実は家具のせいです。

 

人間の心理的な話です。
自分の目線よりも高い家具は、心理的に「圧迫感」を感じるのです。

 

例えば車を運転していてトンネルの中に入ったりすると、とたんに壁が近く感じたりしますよね。

路肩の幅は変わっていないのに、急に緊張したりします。

それがまさに心理的な圧迫感。

 

家でも同じことが起きているのです。

◇低い家具はもったいない?

高さのある家具の収納力は非常に魅力的です。

たしかに腰くらいの高さまでしかないタンス、なんか勿体無い気がしちゃいますよね。

わかります。

 

わかりますが。

 

先ほどの例のように心理的に非常に狭くなった感じがしてしまうのです。

キッチンなど背の高い家具を多く配置している部屋は、ものすごく狭く感じられるのです。


狭い部屋を広く見せるコツは、家具の高さを目線以下に抑えることですね。
これはよくリビングなどに応用される、とてもわかりやすい手法です。

 

でも勘違いしないで下さい。

実際の広さは何も変わりません。

あくまで心理的な広さの話でした。