キッチンの間取り、動線計画で抜けがちなもの


◇台所の間取りで考えていること

毎日必ず長時間使用する部屋のひとつに「台所」があります。

 

台所を検討していくと、システムキッチンの形状や食器棚の配置、また対面式なのかオープンなのかなどに目が行ってしまいがち。

またその広さだとか、動きやすい幅、食品庫などはどうしようかなど。

この辺は、おそらく誰に言われなくても検討する項目に挙がっていると思います。

 

ですが、それは使っている最中の話ですよね。

◇台所の間取りで考えてほしいこと

 台所の計画段階では、使う前、使った後を見落としがちです。

 

使う前・・・買い物に行ってそれを運び込む動線

使った後・・・生ゴミなどをステーションまで運ぶ動線

買い物にいって、重いものを運んでくるという大変な作業を毎日するのに、出入り口から最も遠いところに台所がある。

1日10歩ロスをすると、365日で36,500歩、10年では36万歩も足腰に負担がかかります。

 

また、生ゴミを外に運ぶのに必ずリビングを通らなければいけない結果、せっかく買った高級なカーペットを汁で汚してしまう。

 

そんな失敗事例はとても確認されています。

 

気付きさえすれば、解決手段なんていくらだもあります。

・配置を玄関から近くする

・勝手口を駐車場近くに設置する など

 

見落とさないように、検討しましょう。