エアコン設置場所のルールとは


◇エアコンの設置場所

「エアコンはここに設置したい」という要望に対して「そこは無理です」と言われることがあります。

それをご不満に思う人もいるかもしれません。


ですが、エアコンはどこに設置してもいいわけではなく、ルールがあります。

 

今回は、そのルールを簡単に解説していきます。

◇配管の長さが大事

エアコンの取り付けルールとは「配管の長さ」です。


エアコンと一口で言っても、機器は2台にわかれています。

◎部屋の中に設置され、冷風や温風を送る「室内機」

◎外に置いてあり温度を作り出す「室外機」

この2台がセットで初めて機能するのです。


それぞれの機器を「冷媒管」と言われる配管によって繋がれています。
その配管の中にある「ガス」が、温度を受け渡す役目をしているのです。

 

例えば、ながーーいストローでジュースを飲んでみるとします。

すると、かなりの力で吸い込まないと口に入ってきませんよね?
それと同じで、冷媒管も長すぎるとガスがうまく回らずに、エアコンが稼働してくれないのです。


部屋のエアコンが外壁側についていることが多いのはこれが理由。

ストローの長さを短くすることで、スムーズに温度を受け渡しているのです。


つまり、冷媒配管は短いほど効率が良くなるので、外壁側に室内機を設置し、その裏側に室外機を設置するというのが最も効率が良い方法。

暑いときには冷風を、寒いときには温風をきちんと送ってくれるのです。


結果としてエコであり、コスパも良い方法なのです。
エアコンの設置場所は、外壁に近い場所を選定しましょう。