◇標準の高さって?
コンセントやスイッチの高さでお悩みですか?
実は高さには、特に決め事はありません。
業者や設計担当によって考えにバラツキがあります。
一般的な高さを一応書いておきます。
スイッチ高さ:床から110〜120cm
コンセント高さ:床から30cm程度
ただし先程も書きましたが、これには特に決め事がありません。
よって、おススメもありません。
使い勝手次第、という言い方になります。
設計担当に「こうしてほしい!」と伝えると、そうなります。
逆になにも言わなければ、担当者の思う「一般的な高さ」で決まってしまいます。
◇高さの決め方は?
ではどうやって決めたら良いのでしょうか。
スイッチ、コンセントの高さを順に解説していきましょう。
◆スイッチ高さの決め方
まずスイッチの高さから説明します。
これは単純に「使いやすい高さ」で決めてください。
一般的な高さとは、日本人の平均身長から割り出します。
おおむね肩の高さくらいですね。
家族全員の背が高いのであれば、一般的な高さだと低くて使いづらくなってしまいます。
家族の平均身長を計算して、実際に立って測ってみるのが1番ですね。
◆コンセント高さの決め方
次にコンセントの高さを説明します。
これは「使うものによって高さを変える」という考えが良いです。
ずっと置いてあるもの、例えば家具などの真後ろにある場合、コンセントの差し込みのせいで家具が壁にべったりくっつかない!ということがあります。
そういう場合は、あまり抜き差ししないでしょうから、高い場所につけても良いでしょう。
もしそれが「造り付けの家具」である場合、その家具の中に設置することもできます。
テレビ台の下に、DVDプレイヤーなどを収める場合に便利です。
相談してみると良いでしょう。
それ以外のコンセントは、使いやすい高さにしましょう。
コンセントを差し込む動作をしてみて、実際に測ってみましょう。
腰は痛くないですか?
車いす利用者の場合は、30cmだと差し込みが大変です。
なのでこの場合は、50cmくらいがいいかもしれません。
とはいえ、あまり高くすると見た目も良くないので、デザイン性も考慮しましょう。
意外と頭を使う、スイッチとコンセントの高さ。
しっかりと考えれば、より快適に過ごせる材料となります。
ご参考になりましたか?