▼戸建て住宅は狙われている▲
建物の横にガレージを配置したり、建物に付属してインナーガレージとしたり。
車庫の考え方も、多様化してきました。
家の周囲も住みやすく進化してきている一方、死角になる部分が増えているのも事実。
そのような隙を狙った空き巣などの住居侵入被害は後を絶ちません。
建物の中でも40%以上もの戸建て住宅が狙われています。大半の被害口は窓からの侵入となっていますが、敷地へ入るためにガレージやカーポートなどの見通しの悪い場所を利用して侵入してきます。
あなたの家の防犯対策はバッチリですか?
今までマンションなどの集合住宅に住まれていて、初めて戸建てに引っ越すような方は特に、防犯面を気にしていないという考えも見受けられます。
しかし、現実に世の中では1日約100件近く、年間3万件以上の侵入犯罪が発生しています。
大切なのは家だけではありません。その家に住む家族も危険な目に遭うかもしれません。
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そうならないためにも、特に見落としてしまいがちなポイントを紹介したいと思います。
・・・というよりも、見落としてはいけない危険性をお話しします。
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今回は、「セキュリティ」のお話をしていきます。
▼家周りの危険ポイント▲
防犯を考えたとき、家の周囲のどこが危険だと思いますか?
家の敷地内には色々なものを計画する方が多いでしょう。例えば、エクステリア、植栽、カーポート、ガレージ。家に関して言えば、勝手口や掃き出し窓、小窓など犯人が利用しそうな場所だらけです。
その中でも車庫と考えると、当然「車が入るスペース」になります。
排気ガスだったり、景観の問題だったりを考慮すると、リビング窓の目の前に配置するようなことはありませんよね。恐らく、そこに向かって窓を設けるというのは、車が好きな人以外は好んでするものではないように思います。
◆それが危険を呼びかねないこと、わかっていますか?◆
なにかしらの犯罪を犯そうとする人、もしくはその予備軍が好む場所というのは、どんな場所なのかを考えるとわかると思います。
それは《暗くて身を隠せそうな場所》です。
ガレージのような場所は、まさにその通りの場所だと思いませんか?まさに、暗くて身を隠せそうな場所に他なりません。
間取り図をみて、一度確認することをおすすめ致します。もしかしたら、完全な死角になってしまっている可能性があるということです。
特に、隣の家やお店等との間に距離がある場合は特に要注意です。道路からの見通しが悪く、人目につきづらい場所は最も侵入経路となりやすいもの。
どうしてもそういう場所はできてしまいがちなので、防犯上有効と言われている方法をいくつかご紹介します。
▼空き巣が嫌がる防犯対策(車庫編)▲
《防犯カメラを設ける》
もっとも確実ですが、お金のかかる方法です。
本当は防犯上はそれがよいのですが、ランニングコストがかかるのが難点。犯罪はそう簡単には起きるものではありませんので、基本的にその費用のほとんどの場合が無駄になってしますというのがもったいない気がします。
安全を買うためだと割りきって採用するのもよいと思いますが、コスパはよくないですね。
犯罪者心理としては、「撮られているという事実」よりも「撮られていると思わせること」自体が重要なのです。
それを逆手にとって、こんな方法もあります。
《ダミーカメラを設ける》
実際、犯罪者側にとってみると、防犯カメラで撮られているかどうかはわかりません。防犯カメラが設置されているという事実だけで十分嫌なものです。
「防犯カメラ作動中」というシールを張るだけでも一昔前には効果がありました。ですが、そんなステッカーが100均で売り始めてから効果が薄まったと言われています。
そこに本物っぽいカメラのようなものが一緒にあったら、本物だと思いますよね。
「ダミーカメラ」と検索してみると、たくさん商品が出てきますので、調べてみてくださいね。
《フラッシュライトを設ける》
近づくと、ピカッと光る照明のことです。
単純に明るくなるということだけではなく、「カメラで撮られた感」を演出することができるのが、フラッシュライト。
センサー式で、電気配線をするタイプもありますし、電池式やソーラー電池式みたいなものもあります。
より本物に近いような、少し赤っぽく光るライトなんてものもあったりしますが、これはかなり効果が高いといわれております。
何ヵ所か設置するのであれば、どれかひとつを本物のカメラにするというのもよいかもしれませんね。
《ガレージにはシャッターを取り付ける》
シャッターが付いてると、車の有無の確認がしづらくなるので、家に人はいるのか不在なのかの判断を鈍らせることができます。窃盗は居住者と鉢合わせることは嫌うため、そのような点からシャッターは防犯性があると言えます。
ただ、バールのようなものでこじ開けて侵入する者もいます。
ガレージの上へ上がって2階から侵入するものもいます。
一つ注意してほしいのは、2階からの侵入です。
ガレージや脚立などの足掛かりになりそうなものは注意してください。そして、その先に窓ガラスがあれば絶好の侵入口となります。
2階窓の位置とガレージやカーポートの配置が連なっていないか確認してくださいね。
▼空き巣が嫌がる防犯対策(家編)▲
せっかくなので、ガレージにかかわらず防犯対策の知識も記載しておきます。
◉ちょっとの外出でも施錠を!
ゴミ出しや近くのコンビニへの買い物などの隙も狙われます。
◉忘れがちな小窓もロック
入って来れないでしょ~と思わせるような小窓でも侵入してきます。油断は大敵です。
◉通常の施錠に加えて補助錠
勝手口などは特に見通しの悪い場所に設置されがちなため、危険な箇所と言えます。
ピッキングなどの弱い錠前ではなくそのような場所だからこそしっかり施錠できるものを検討してください。
◉防犯サッシや防犯フィルムを取り入れる
窓からの侵入被害が半数を超えています。イニシャルコストを抑えるためにもダミーカメラのように「防犯サッシです」などのステッカーで抑止力を付けることも効果がありますが、防犯サッシの採用も検討材料の一つとしてご紹介します。防犯フィルムに関しては認定品を使用していかだきたいところですね。
◉防犯砂利を敷く
侵入者は音が鳴ることを恐れます。手軽に取り入れられるものの一つかと考えます。
◉犬などの動物を飼う
不審な動きなどをすぐに感知してくれる相棒とはなりますが、メンテナンスも考えなくてはなりませんね。
いくつか紹介させていただきましたが、犯罪はいつの時代もいたちごっこです。商品が開発されて、その対策をされ、それをさせない商品が開発されて、それをかいくぐられて・・・。
侵入するものは時間や手間の掛かるもの、音の鳴るものを嫌いますので、その点に着目して選択することもオススメします。
何かあってからでは遅いので、よく考えて「防犯グッズ」を本気で検討してみると、意外とイメージを越える商品がどこかにあるかもしれませんね。
是非参考にしてみてくださいね。