◇玄関を「使う人」による違い
玄関の間取りを考える前に、必ず知っておいてほしい重要なことがあります。
玄関という場所は、その家で生活をしている人にとって、「通り抜ける場所」という感覚があると思います。そして、「家の出入り口」というような感覚もあると思います。
もちろんそれ自体に間違いはありませんし、外部と内部をつなぐための場所なのですから、重要な部屋であることに間違いはありませんよね。十分に吟味していくべきだと思います。ただ、それはあくまで「住んでいる人から見た時の視線」の話ですよね。
少し考えてみてほしいことがあります。
それは何かというと、「外部からの来客者の視線」です。
外から来た来客者にとってみると、部屋にあげない限り「そこしか見ることがない」というのはお判りでしょうか。
つまり来客者たちにとってみると、玄関という場所は、「その建物の全て」ということになるわけです。その部屋以外見えないんですから、ちょっと考えれば当然の話です。
◇間取りを検討する前に考えてほしい
デザインや間取りを検討する上で、「使う側の視線」と「来客者からの視線」というものはまったく変わってきます。その見え方の違いは重要なポイントとなります。
よく井戸端会議などで、ご近所のおばちゃんたちが「あの家は、本当に素敵なお家よねー」って言うその言葉。
多くの場合、「あの家」というのは、つまり「玄関と外壁」の事を指すのです。
どんなにリビングを工夫しようとも、どんなにかわいい子供部屋にしようと、そんなことは来客k者にとってはまったく関係ありません。だって見えないのですから。
つまり、玄関を検討する場合、ポイントは2つ。
◎生活する人の使い勝手を考えること。
◎来客者の視点にたって雰囲気を考えること。
来客者が玄関に立っているとき、リビングドアの窓を通して見える景色を、確認しましたか?
トイレのドアを開けた時、来客者から見えませんか?
判別方法は簡単です。間取り図に線を引いてみることです。
玄関ドアの位置から、見える物へまっすぐな直線を引いてみます。そしてそれをたどっていくという作業。それだけで、来客者からは何が見えているのかというおおまかなイメージがつくはずです。
ぜひご参考にしてみてくださいね!