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可動式棚、可動式間仕切りは動かしません


◇可動式という魅力

「お客様の好きな時に、好きなようにカスタマイズできますよ」

のような売り文句。

すごく魅力的ですよね。

良くあるのが、可動式の間仕切り壁や、可動式の棚などです。

 

自分の好きなように。

子どもの成長に合わせて。

 

でもこれ、実は最初に設定してしまうと、動かすことはほとんどありません。

しかも、可動式というのはいくつかのデメリットもあります。

 

そのあたりをご説明していきましょう。

 

◇可動式の裏にあるデメリット

◆基本的に高価になりがち

造り付けの棚板程度であればそんなに影響は感じられないかもしれません。

ですが、壁や家具に関しては可動式はものすごく高く付きます。

可動にするための金具や細工に手間がかかり、余計な金額が上乗せになります。

 

◆強さに不安がある

しっかりと作りつけたものに比べて、動かせるようにするために複雑になるのは想像つきますよね。

構造が複雑になると、基本的に弱くなります。

そして、その可動部分を作るために使う部品も多くなってしまうため、修理も大変です。

また交換部品があったとしても、誰でも直すということができなくなります。

 

◆可動式壁にはさらにデメリット

間仕切り壁を可動にすると、遮音性も悪くなるというデメリットもあります。

当然、作りつけに比べて隙間ができますし、動かしやすくするために軽くしています。

結果、遮音性も断熱性も悪くなってしまうのです。

 

◇可動式は要注意

さまざまな売り文句がありますし、実際使われる方にとってはメリットになることもあります。

ですが、弱点をしっかりと見据えたうえで、自分にはあっているという確信のもとに可動式にしてください。

 

可動式を選ぶよりも事前にしっかりと検討をして、より確かな造り付けを選ぶほうが利巧と言えるでしょう。

 

とくに、子供が大きくなった時のための可動壁について。

これは子どもが大きくなった時に、しっかりとした壁を造った方が良いと、強くオススメします!