◇和室に何を求める?
新築をするとき、一度は考えることがあります。
それは「和室はいるのか。いらないのか。」
この疑問は多くの人が持っています。
そして「いらない」を選択した人は、今の時代は必要ないと思うことが多いようです。
和室は「落ち着く場所」というのが定説ですが、それは和室慣れしている人にとっての話。
なくても別に損したことがないし、と思う人はたくさんいます。
ですが和室は、根強い人気がある部屋でもあるんです。
きっとそこには、何か理由があるはず。
その良さを知らずに、なんとなくで決断するのはもったいない。
せっかくなので、和室の魅力を分かった上で判断できるように、解説していきます。
◇和室の魅力とは
もちろん考え方は人それぞれでしょう。
ですがご判断基準の1つになれるように、和室の魅力についてお話したいと思います。
◆実は魅力が多い「和室」
和室の良さの中で1番に上がってくるのは、なんといっても「多様性」です。
畳の持つクッション性や断熱性能は、実に絶妙なバランス。
その多様性は「座る」ことにも「過ごす」ことにも、また「歩く」ことにも「寝る」ことにも使えます。
結果、和室が1つあるだけで、寝室、和室、ダイニング、リビング、執務室、休憩室など、さまざまな用途に変身することが可能です。
しかし、フローリングの洋室ではそうはいきません。
立ち続けると足が痛くなる。
座るにも椅子か座布団が欲しい。
そのまま寝るのには抵抗があり、何より冷たい。
別なものを必要として費用がかかるのが、洋室のデメリット。
和室は全てをまんべんなく網羅し、クリアする性能を持っているのです。
◆和室が真価を発揮する時
和室を必要とする場面を、1つの例としてご紹介しましょう。
「客間を1つ作りたいけど・・・ほとんど来客がないし、勿体ない気がする。」
そんな時こそ、和室!
普段来客のないときには、どんな使い方もできます。
リビングの延長として広く使うことも。
アイロンがけなどをする、家事スペースにも。
子供を遊ばせる場所としても。
困った時には、和室。
和室の良さを、伝わりましたか?
ぜひご参考にしてみてください。