冷蔵庫の配置、間違ってない?

◆冷蔵庫の配置

キッチン周りの計画、進んでますか?

 

キッチンをひとつ見ても、壁向きのキッチン、対面キッチン、L型のキッチン、セパレートタイプと様々な種類があります。

 

キッチンもさることながら、カップボード、冷蔵庫、パントリー、ダイニングテーブル、カウンターと…種類と配置を決めなければいけないものがたくさんあります。

 

昨今の住宅設備の多様化によって、選択肢が増えたことで、より自分に合ったものを探せることは良いのですが迷ってしまっている人も多いでしょう。

 

キッチンは毎日使う場所なので、家事導線も含めてここは慎重に決めていきたいところです。

 

今日はどの家庭にも必ずあると言っても過言ではない、今や生活に欠かせない「冷蔵庫」にスポットを当ててお話ししていきます。

 

◆家事導線からみる配置

冷蔵庫は何の為のものでしょうか?

 

それはもちろん「食材の保管のため」のものですよね。

 

料理をする際には、冷蔵庫から食材を取り出して使います。つまり、キッチンと冷蔵庫の関係性を重視する必要があります。

 

では、料理の流れについて考えてみましょう。

 

①冷蔵庫から食材を取り出す

②食材(野菜等)をシンクで洗う

③調理台でカットをする

④コンロで加熱をする

⑤ダイニングに配膳する

 

この料理の一連の流れに逆らわない配置にすることが、家事導線としては使いやすい間取りと言えるっでしょう。

 

また、はじめに話したように、冷蔵庫ひとつでも多くの種類があります。

 

見落としがちなのが、冷蔵庫の扉の開く向きです。

 

配置する場所によっては扉が最後まで開かない場合があります。

 

せっかく使いやすい間取りにしても、肝心の冷蔵庫の扉がしっかりと開かないことほど、残念なことはありませんよね。

 

そんなことがないように、新居で使う予定の冷蔵庫の向きを再度確認しておくことも必要でしょう。

 

◆生活からみる配置

冷蔵庫は料理をする際に使うため、家事導線に重要視する必要があるとお話ししてきましたが、生活の中で冷蔵庫を使う場面は料理の時だけでしょうか。

 

違いますよね。冷蔵庫は家族全員が使うものです。

 

例えば、部活を終えて帰ってきた子どもはお茶を飲みたくて冷蔵庫を開けるでしょう。

 

他にも、仕事で疲れて帰宅したお父さんはお風呂上がりの一杯にビールが飲みたくて冷蔵庫を開けることもあるでしょう。

 

このように、家族のための生活導線を考えると、冷蔵庫の配置は自然とキッチンの奥まった場所ではなく、ダイニングやリビング側に寄ってくるのではないでしょうか。

 

奥まっていても使えないということはありませんが、導線の交錯ができてしまいます。

 

つまり、料理をしている人の後ろをちょこちょこと人が通り邪魔くさくなるという現象が起きるのです。

 

使い勝手のみを取るのであれば、冷蔵庫はキッチンとリビングダイニングの中間に配置することが好ましいと言えますね。

 

しかし、流行であるオープンキッチンはリビングやダイニングからキッチン内の様子が見えるため、生活感をなくしたい、見た目を重視したいという方にっとては奥の目につかない場所に配置するというのもひとつの手しょう。

 

生活スタイルはそれぞれですが、考えていなかった…と後から後悔することがないように、しっかりとチェックを積み重ねましょう。

 

皆さんの住まいが良いものになりますように…ご参考にしていただければ幸いです。