◇待ちに待った提案図!
建ててもらう先の設計担当から、提案図をもらった。
どんな間取りの家だろう?どんな工夫がされているんだろうか?
ドキドキ、ワクワクしますよね!
でも、、、
さて。何を見たらいいのか…
初めてに近い状態で設計図を見ても、何から見ていいのかわからない方は多いと思います。
そんな人のために、見て行く順番と見方を、少しだけ解説して行こうと思います。
少しポイントを押さえるだけで、見え方が変わってきます。
「私なら」という前提があることを、ご理解ください。
◇まずは方角から
まず第一弾。
最初に見るべきポイントは。
【方角】
土地によって条件は違うにせよ、太陽の光が差す方向は同じです。
なので、どの部屋がどの方角にあるのかを見ていきます。
最初は一般論的な考えで見ていきます。
その一般論とは何かというと。
◉リビングは南
人が集まり、比較的長い時間を過ごすリビングは南向きが理想です。
◉子供部屋は北向き以外
快適さにあえて順位をつけるとしたら、南→東→西→北です。
ここには、こども部屋を過ごしやすい空間にしたいと願う親の気持ちが加味されています。
◉収納は南向き以外
重要なのは収納より、過ごす部屋です。
あえて収納を南向きに配置するのは勿体ない間取りと言えるでしょう。
◉脱衣、浴室などは南向き以外
上記と理由は同じですが、日当たりが悪いと特に水廻りのカビなどを心配する方も多いはず。
近頃の脱衣・浴室はカビの発生を抑えた仕様のものばかりです。
窓は少なく小さい分換気機能がしっかりしていますし、南向き以外でもデメリットは少ないと言えます。
ザックリこんなところでしょうか。
◇聞くというシンプルな選択
この目線で見ると、不思議なことにその設計担当者の重要視していることが見えてきます。
◎全て当てはまれば、妥当な設計。
◎部分的に外れていれば、何か意図がある、もしくは何か原因がある。
◎全体に外れていれば、こだわりが強い。
外れているものが多ければ、好き嫌いがかっちり別れる設計になることが多いです。
しっかり意図を聞き、打ち合わせをする必要があります。
また玄関の方角だったり、テラスの方角だったりは、考えがいろいろあるので意図は聞くべき項目です。
もう一つ、要望してなくても「風水」に対するこだわりの強い設計担当がいます。
そしてそれをごり押ししてくることもありますので、こだわらないのであれば最初に明確に伝えるべきです。
そして、その担当者の中では風水が「常識」として根付いてしまっていることも少なくないので、最悪の場合は担当者を変えるという選択をするしかなくなることもあります。
提案図をもらったら、最初に確認するべきは「方角」。
その前に、一般論的な考え方は押さえておくと良いかもしれませんね。